第5回<「プレゼンテーションデザイン制作」ビジネスのきっかけ>
こんにちは。
プレゼンテーションコーディネーター」の内野良昭です。
【[デザインに関わる方]に語る複業ナビ】第5回となりました。
本日は、前回ご紹介しました「プレゼンテーションデザイン」の市場について、
なぜ「ニーズを確信したのか」その成り立ちについてお話させていただきます。
過去に3年間ほど
「プレゼンテーションデザイン」とともにご紹介しました「Prezi」の研修を開催していました。
そうすると、ある興味深い現象が起こったのです。
それは、参加してくださった方の職種によって、参加した目的が二手に分かれるという現象でした。
まず1つ目は、
医師や教師など「先生と呼ばれる」職業の方、
もしくはスポーツチームの監督など「人に指導する」職業の方
の場合です。
参加の動機は、
自身の学会で発表する・授業での副教材として使う・イメージをビジュアルで伝えるなど「Prezi」をマスターして活用することを目的としていました。
そして2つ目は、
一般企業の営業部や企画部の方、
もしくは個人事業主や起業をした方
いわゆる「ビジネスに関わる」職業の方の場合です。
参加の動機は、
本格的にマスターするというより「興味ある・触ってみたい」など
「Prezi」をビジネスツールとして、まずは使えるようになることを目的としていました。
そして研修が終了した後、
前述2つ目の「ビジネスに関わる」職業の生徒さんより、ある連絡が入ったのです。
内容は
『「Prezi」は社内プレゼンで使うには下手でもいいが、社外で取引先やお客様に使うには自身のスキルが足りない。でも「Prezi」を使うとカッコよくて受け手を飽きさせないから、社外でも使いたい』
というものでした。
ということは『「Prezi」のスキルをもっとあげたいのか』と思いましたが、
実はこの生徒さんのお話には続きがあったのです。
それは
『費用を支払うので、社外でも使えるレベルのプレゼン資料を「Prezi」で作成してほしい』
でした。
つまり「プレゼン資料を作成する」依頼が入ったのです。
そして同じ内容の連絡を、
やはり「ビジネスに関わる」職業の生徒さんより複数頂くという、第2の現象が発生したのでした。
その背景には、
<1>ビジネスワーカーは、本来担当する業務がとにかく忙しく、プレゼン資料の作成自体が本業ではない
<2>ITツールは、高いスキルを習得する必要はなく、ビジネススキルの一部程度として使えればよいと思っている
<3>「Prezi」は、ビジネスツールとしてプレゼン成功に効果があると感じている
<4>であれば、高いスキルを「外注」したい。そちらの方が早い
の事由があるようです。
こうして「Prezi」研修の生徒さんより「外注」の依頼を受けたことをきっかけに、
『「Prezi」を使用した、デザイン性の高いプレゼン資料』いわゆる「プレゼンテーションデザイン」に「ニーズ」があるということを確信しました。
同時に私の現職業「プレゼンテーションコーディネーター」が生まれたのです。
そして「プレゼンテーションデザイナー」という職業が、1つの市場として確立していきました。
いかがでしたでしょうか?
「プレゼンテーションデザイン」に「ニーズ」があると確信し
「プレゼンテーションデザイナー」という職業が確立していったのは
まさに、ビジネス現場のリアルなニーズがきっかけだったのです。
そこで次回は、実際の企業からの依頼、つまり「事例」を
いくつかご紹介させていただく予定です。
事例をご紹介することで「プレゼンテーションデザイン」という市場の必要性や需要が、よりリアルに伝わることを期待しています。
どうぞお楽しみに!
本日も、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また近日お会いしましょう。
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内野 良昭
プレゼンテーションコーディネーター
自らもマイクロソフト在籍中含め、累計500回以上のプレゼンを実施。
その経験から、プレゼンにもイノベーションが必要だと感じている。
「Prezi」を使った「プレゼンテーションデザイン」30件の依頼で、
2000万円もの売り上げをあげることに成功する。
(「Prezi」を使った案件を日本でほぼ独占しているため、
お客様に『「Prezi 制作」で検索したら、御社しか出てきません』と申告されたエピソードを持つ。)