第4回<「イマ」を超えるためにチャレンジしてみたい「プレゼンソフト」>
こんにちは。
「プレゼンテーションコーディネーター」の内野良昭です。
【[デザインに関わる方]に語る複業ナビ】前回までは、
「デザイナー」と「プレゼンテーション」の関係性について
①現代のプレゼン資料には、高いデザイン性が有効である
そうすると
②プレゼンテーションにおいて、デザイナーさんが必要になってくる
そこに
③「プレゼンテーション資料のデザインを手掛ける」という、もう1つの市場が存在する
しかし
④プレゼンテーションにおいては、デザインができる人は現在少ない
だから
⑤あなたも「プレゼンテーション資料のデザインを手掛ける」という
「デザイナーの仕事を1つ増やして複業をする」ことに興味を持って頂けると嬉しい
というお話をさせて頂きました。
さて!
ここで、突然ですがデザイナーさんであるあなたに質問です。
Q「プレゼンテーションをするための資料を作ってください」と言われて、
思いつく「プレゼンソフト」と言えば何でしょうか?
実際には「プレゼンテーションをするための資料を作ってください」と言われたことはないかもしれませんが、
おそらく多くの人が「パワポ」と答えるのではないでしょうか。
あなたはいかがでしたか?
パワーポイントは「スライド機能」によって、順を追って説明できるのが特徴です。
そう、紙芝居のようなイメージですね。
文字もたくさん記載できるので、レジュメの準備や配布資料に適しています。
また、手元のパソコンに次のスライドが表示されているので、
プレゼンターは、次に話すことを頭の中で準備できたり、
タイムスケジュールを見ることなくスムーズに進行できたりします。
さらに、図形などの種類も増え、アニメーション性能が上がり、
カッコよさもUPしています。
ただ…
プレゼンテーションの最初から最後までをずっと
スライドのような単調な動きで見るよりも、
もっと目が離せなくなるような様々な動きがあった方が
目と脳が忙しいので、見る側に飽きがこないという現実もあります。
さらに…
活字ばかり並んでいる画面よりも、
絵や写真や工夫された図解など、もっと目に楽しい画面の方が
脳に入りやすいので相手に伝わりやすいというのは否めません。
実際、
TED(プレゼンのエンターテインメント版)で見るようなプレゼンに、活字ばかりのビュジュアルを見ることはほとんどありません。
そして…
デザイナーのような感性や技術があれば、
パワーポイントのプレゼン資料をカッコ良くできはするのですが、
スタイリッシュ・新鮮・斬新などの、クオリティの高いカッコ良さを出すには限界が出てきてしまいます。
しかし、見る側はクオリティの高いカッコ良さの方が惹きつけられてしまうのです。
つまり、もっと動きがあり目に楽しくカッコイイ…
そんな、現在(イマ)を超えるプレゼン資料であれば、
「相手に飽きさせず、きちんと伝わり、魅了してもらえる。それにより結果が出やすい」
というプレゼンテーションが可能となります。
パワーポイントも長年活躍してきたソフトで充分素晴らしいのですが、
時代とともに見る側が慣れきってしまい、結果があまり…という方も多くいます。
そこで、パワポの研修を何年もやってきた私が言うのも何ですが
現在(イマ)を超えるプレゼン資料を作成するのに有効な
プレゼンソフトの存在を知って頂きたいのです。
そのプレゼンソフトの名前は
「Prezi(プレジ)」
です。
「Prezi(プレジ)」をマスターすると、あらゆる機能であなたのデザイン性をより高く発揮することができ、ワクワクしながら作品を作成することができます。
その作品がプレゼン資料だった場合
「相手に飽きさせず、きちんと伝わり、魅了してもらえる。それにより結果が出やすい」ことを希望しているプレゼンターにとても喜ばれ、
あなたのデザイナーとしてのやりがいが今以上に得られます。
そして今、冒頭でもお話させて頂きましたとおり
「プレゼンターに依頼されて、
デザイナーがプレゼンテーション資料のデザインを手掛ける」
という仕事が、実際に存在しているのです。
また、おとなり韓国では
かつて大統領選挙でも「Prezi」を使ったプレゼンが行われました。
このことにより「Prezi」を使ったプレゼンに効果を期待するのも、
プレゼンを成功に導く1つの方法として認識されているようです。
こうした「プレゼンテーション資料のデザイン」のことを
「プレゼンテーションデザイン」と呼び、
「プレゼンテーションデザイン」を手掛けるデザイナーさんのことを
「プレゼンテーションデザイナー」と呼んでいます。
そして
「プレゼンテーションデザイン」に必要なプレゼンテーションソフトであり
「プレゼンテーションデザイナー」として持っておきたいスキルである
「Prezi(プレジ)」の具体的な機能やテクニカルについてですが、
こちらはまた改めて、違う回でご紹介させてください。
さて、ここまでいかがでしたでしょうか?
「プレゼンテーションデザイン」というもう1つのスキル。
「プレゼンテーションデザイナー」というもう1つの職業。
そこには、
◇デザイナーとしての大きなやりがい
◇高いニーズに伴った高い価値
◇価値に見合った報酬
があり、デザイナーさんとしてのあなたをさらに向上させることができます。
本日も、お読みいただきありがとうございました。
この記事が、あなたの未来にお役に立てることを願って…
また近日お会いしましょう。
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内野 良昭
プレゼンテーションコーディネーター
自らもマイクロソフト在籍中含め、累計500回以上のプレゼンを実施。
その経験から、プレゼンにもイノベーションが必要だと感じている。
「Prezi」を使った「プレゼンテーションデザイン」30件の依頼で、
2000万円もの売り上げをあげることに成功する。
(「Prezi」を使った案件を日本でほぼ独占しているため、
お客様に『「Prezi 制作」で検索したら、御社しか出てきません』と申告されたエピソードを持つ。)