第3回<プレゼン成功には高いデザイン性が有効! 今デザイナーさんが必要とされる2つの事実>
こんにちは。
[プレゼンテーションコーディネーター]の内野良昭です。
【[デザインに関わる方]に語る複業ナビ】第3回目の今日は、
ユーザー事例をお話する前に
私のタイトルにある[プレゼンテーションコーディネーター]という役割についてお話させてください。
端的に言うと
[デザインに関わる]仕事をしている、つまり[デザイナーさん]であるあなたと、
クライアントさんとの「橋渡し」をする仕事。
それが[プレゼンテーションコーディネーター]です。
今日は[プレゼンテーションコーディネーター]の仕事内容と、
[デザイナーさん]と[クライアントさん]と[プレゼンテーションコーディネーター]の関係性について、2つの事実をご紹介します。
[事実1:クライアントさんは[デザイナーさん]を必要としている]
クライアントさんがプレゼンテーションを行うにあたり
◇文字ばかりのプレゼン資料では、お客様に伝わらなくて…
◇従来の「スライド型プレゼンテーションソフト」に、お客様が飽きてきていて…
◇プレゼン資料をもっと「カッコよく」魅せたいのだけど…
など「話すプレゼン」ではなく「見せるプレゼン」において、多くの課題を抱えています。
「プレゼンの課題は、話すスキルだけでは解決できない!」ことは、想定内ですよね。
この「見せるプレゼン」の課題を解決しないままでは、
クライアントさんのプレゼンテーションは、
お客様に「伝わらない・飽きられる・魅了してもらえない」となってしまいます。
結果...何日もかけて練ったアイデアを受け入れてもらえず、成果を出せなかった…
そんな悔しい思いをしてきたプレゼンターが、実際に多くいます。
クライアントさんにそんな悔しい思いをさせないために、
私ども「プレゼンテーションコーディネーター」は
「見せるプレゼン」において「伝わらない・飽きられる・魅了してもらえない」という課題を改善できる「あること」を取り入れています。
そのあることとは
「見せるプレゼン」に「デザイン」を組み込み、見える部分のクオリティを上げ「魅せるプレゼン」に仕上げる
ことです。
「デザイン」を組み込むとなると、やはり必要なのは[デザイナーさん]です。
成果にこだわるクライアントさんには、デザインを手掛けてくれるデザイナーさんが必要なのです。
[事実2:プレゼンテーションを手掛けてくれる[デザイナーさん]が少ない]
成果にこだわるクライアントさんには、デザイナーさんが必要であることをお話ししました。
しかし、単にビジュアルが素晴らしいデザインを作成してもらえれば良いかというと、
そうではないときもあります。
注目しなくてはいけないのは、クライアントさんと「クライアントさんのお客様」のニーズです。
例えば、求人誌に載せる「会社紹介」の依頼があったとしまして
◇新卒生を募集したいのか
◇即戦力になる中堅世代を募集したいのか
◇ベテラン技術者を募集したいのか
このようなクライアントさんが欲しい人材の違いで、同じ「会社紹介」でも内容はもちろん「見せるデザイン」も全く違ってきます。
「映し出されるイメージ」と「募集対象者」が重なるビジュアルでなければ、
せっかくのプレゼンも台無しです。
さらに、そのアプローチやシナリオ作成など、場面場面で異なるシーンをうまく表現できないと、勝てる戦も自ら負けを選んでしまうことになります。
このデリケートな部分を調整する仕事人。
それが私ども[プレゼンテーションコーディネーター]となります。
[プレゼンテーションコーディネーター]は、クライアントさんから話をよくよく聞き取り、クライアントさんとお客様のニーズを把握して、デザイナーさんに伝えます。
さらに、クライアントさんにはプレゼンテーションのアドバイスもします。
こうした、クライアントさんのプレゼンテーションを、成功に導くコーディネートをすることが「プレゼンテーションコーディネーター」の仕事というわけです。
しかし! ここで[プレゼンテーションコーディネーター]にとって、痛い悩みがあります。
その悩みとは
「プレゼンテーションを手がけてくれるデザイナーさんが少なすぎる!」
世の中にはあらゆるデザイナーさんがいますが、
グラフィック・DTP・Webデザインの世界では、
チラシ・パンフレット・ホームページなどの競争が大変激しくなっています。
一方、プレゼンテーションにおけるデザインの世界では、同じITを使う仕事でありながら、その「デザインが出来る人」が圧倒的に不足しているのです。
[本日のメッセージ]
本日は、
◇プレゼンテーションにおいてデザイナーさんが必要とされていること
◇プレゼンテーションにおいてデザイナーさんが少ないこと
を踏まえながら[プレゼンテーションコーディネーター]とはどのような仕事なのかについて、お話ししました。
そして、前回の第2回では、デザイナーさんには
『プレゼン資料に「費用」を別途かけて「誰」かに依頼をする』という、
まだデザイン界では認知されていない、もう1つの市場が存在していますというお話をさせていただきました。
いかがでしょうか?
今のやりがいのあるあなたのデザインの仕事に、同じデザイン関係でとても必要とされている仕事を追加して「複業」をしてみる。その先には…
◇デザインスキルの大幅なアップ
◇デザインスキルの価値に見合った報酬
◇やりがいがさらにアップ
など、魅力的なものが待っています。
この市場に少しだけでも興味を持っていただけますと嬉しいです。
次回は、プレゼンテーションにおけるデザインという市場を
もっと掘り下げてお話ししたいと思っております。
是非、楽しみにしていてください。
本日も、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また近日お会いしましょう。
******
内野 良昭
プレゼンテーションコーディネーター
自らもマイクロソフト在籍中含め、累計500回以上のプレゼンを実施。
その経験から、プレゼンにもイノベーションが必要だと感じている。
「Prezi」を使った「プレゼンテーションデザイン」30件の依頼で、
2000万円もの売り上げをあげることに成功する。
(「Prezi」を使った案件を日本でほぼ独占しているため、
お客様に『「Prezi 制作」で検索したら、御社しか出てきません』と申告されたエピソードを持つ。)